ネコの絵描きさん

【インタビューとレビュー】ネコの絵描きさん

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ゲーム開発者さんに、自分の作品について語ってもらってます! 今回は渡辺健さん、通称「わけん」さんです

今回はサークル「moarea88」の筆者が書いています

では、早速見て行きましょう。

インタビュー

■開発者について
Q:はじめまして。自己紹介をお願いします。
A:渡部健(わたなべけん)と言います。
周りからは略して”わけん”と呼ばれています。2005年に大学院を卒業し、任天堂に入社。10年間の任天堂勤務後、2015年に任天堂を退職しイギリスへと語学留学。語学留学終了後、世界半周旅行へと出発。2016年の日本帰国後、個人でゲームアプリ開発及びシェアハウスの管理人をやっています。

■制作について
Q:「ネコの絵描きさん」制作のきっかけや動機を教えてください。

A:もともとネットを使ったゆるやかで間接的なコミュニケーションというのに興味がありました。
また、お絵かきしりとりやテレストレーションというボドゲが好きなんですけど、その面白さをデジタルデバイスに落とし込めないかなぁと思って考えたのがきっかけです。

Q:「絵を描いて評価し合う」というコンセプトが見事にゲームになっていて、すばらしいですね。形にするのは大変だったのでは?

A:ありがとうございます。自分のなかでは、まだまだ満足のいっていない点が多いので恐縮です。

絵を評価し合う基本コンセプトはすぐにできたのですが、それを行うモチベーションを湧かせるためにどのようなゲームシステムと組み合わせるのが良いだろうかというのを考えるのに少し時間が掛かりました。
今でも現状のシステムがベストだったのか、もっと他の道があったんじゃないかと悩んでいます。

Q:参考やヒントになった漫画、ゲーム、映画、出来事などあれば教えてください

A:先ほども述べたのですが、お絵かきしりとりやテレストレーションというボドゲが参考になりました。

Q:制作の中で一番情熱を注いだ点は?

A:お互いの絵を評価し合う仕様の部分は結構悩んで作りました。
何回絵を評価したら1回絵を描けるようにすべきだろうかとか、サーバー料金も掛かるのでできるだけ通信を少なくするためにどういう仕様にするべきだろうかとか結構悩みました。

Q:制作で最も大変だった点は?

A:ユーザー数がある程度集まらないと、そもそもどういう風に動作するのか、面白いのかどうかが分からないのが大変でした。
1日100人ぐらいに遊んでもらわないとうまくゲームが回らない仕様なので、結構ぶっつけ本番的なところがありましたね。

リリースしてみて、まとまった絵がサーバーに集まるようになって自分もやってみたら、面白い絵がいっぱい集まってて楽しかったです。
自分でテストしてた時はサーバーに上げた絵も自分で描いた絵ばっかりだったんで、答えがすぐに分かってあんまり楽しくなかったんですよね笑

Q:作った中でお気に入りのシーンがあれば教えてください。

A:絵描きさんをタップすると、こっちを向いて嫌な顔をするんですがその顔がお気に入りです笑

■内容について
Q:どんな人に薦めたいですか?

A:日本語のわかる全人類にオススメしたいんですが、やっぱり絵を描くのに抵抗のない人の方が楽しめているようです。

あと、このお題に対してどういう絵を描こうかという大喜利的な要素もあるので、そういうのが得意な人にも非常に楽しんで頂けています。

お絵かきが得意なユーザー様が多いのですが本当は画が下手な人にも楽しんで欲しいですね。1種類のペンとUndoしかないので、けっこう味のある絵ができるんです。それを楽しんでもらいたいなぁと。
すごく凝った画を描かれている方がいて、それもすごく嬉しいんですけど、画が苦手な人がサラッと描いた画が面白かったりするんで気を負わずに遊んで頂けたら嬉しいです。

Q:すごくいいね!の使い所について詳しく教えてください。

A:この絵を評価してあげたいし、保存して後で見返したい!っていう時に使って頂きたいです。
すごくいいね!した絵はあとからでも見返せるようになっているので、「ねぇ、この絵面白くない?」って他の人に見せたりしてもらえると良いなと思っています。

Q:画力が上がるとどうなりますか?

A:基本的に、このゲームは画力パラメータ至上主義になっているので、画力パラメータをあげないと基本的にコンテストに勝てないようになっています。

基本的には画力パラメータで審査員の評価が決まるのですが、いいね数と、お題の難しさで審査員評価にスケールが掛かるようになっています。

■その他
Q:過去作「エコノミシティ」も楽しかったです。一度始めると熱中してしまい止めどきが大変でした。

A:ありがとうございます。
そう言って頂けて非常に嬉しいです。

ただ、一部の人には大変ご好評を頂いているのですが、一部の方はコツが掴めずすぐにアンイストールされているようなので反省しているところです。

また止められないゲームって果たして本当に良いゲームなのだろうかと思っていたりして、プレイヤーの方の人生が豊かになっているならすごく嬉しいことなのですが、中には時間を無駄にしちゃったなって思う方もおられると思うので、適度にやめどきを設けないとなって思っています。

Q:このレビューをごらんの皆様に一言どうぞ。

A:お絵かきが苦手な方でも一度手にとって遊んでもらえたら嬉しいです。

交流会等でお会いした時は仲良くして下さい。よろしくお願いします!

レビュー

■雑記
斬新なコンセプトで作られた作品で、多くの人が楽しめます。

どういうゲームかというと、ネコのイラストレーターであるプレイヤーの元にイラストを持ったネコのお弟子さんがやってきて絵を見せてくれます。

この絵が何なのかを当てるのですが、お弟子さんが持ってきている絵は他のプレイヤーが描いた絵で、本当に上手くて感心してしまうような名画から、味わい深くて理解できず自分が凡人なのだということを思い知らされる傑作まで、幅広い絵の数々がやってきます。

<名画の一例>

あまりに味わい深い傑作の場合は、ヒント機能がありますので頑張って傑作と向き合ってみましょう。

ネットの海は広いので、もしかすると本当に小さな子が描いたのではないかという絵もありますし、プロの仕業としか思えない作品もあり、悩みながらも楽しい時間を過ごせます。

さて一定数正解すると、今度は自分の番です。そうです、自分の指でスマホをタッチしてイラストを描くのです

絵なんて描いたことがない。という人が大半でしょうし、ましてや、「あしかしょー」とか「のこぎりざめ」とか「おーすとらりあ」とかそれまで描くことを考えたこともないようなお題が出てきます。

これは無理だ。と思ったら選び直すこともできますが、私個人の考えでは是非無理だと思ったお題に一度は挑戦してほしいと思います。

その時、はじめてどういうふうに描けば他の人に伝わるのか。ということを考えて描くようになるからです。

ここからが難しいけど楽しくて、首をびねってどうやって描けばいいかを考えるわけです。ネットで調べますし、絵の描き方のサイトとかも見に行ったりして色々研究をはじめます。

なかなか、思うように描けませんが苦労して描いたイラストには愛着も湧きますし、この絵をみんなに見てもらいたい。という気持ちが起こってきて早く見せたいという気持ちになるので、自分には無理だと思わずチャレンジしてください。

そして、なんとか描き上げた作品をいくつかまとめてコンクールに提出します。

20時間後に結果発表が来て、他のプレイヤーが回答できたイラストが金賞を飾れば、次のイラストコンテストにまた挑戦していく。という流れでゲームは続きます。

金賞を飾ると、ダイヤとコインが貰えるので、アトリエを色々強化したりして、次のコンクールに挑みましょう。

こういうゲームは今までに見たことがないのですが、よくできていて面白い作品でした。

発想力と画力を武器に、空いた時間にコツコツと遊ぶもよし、思うがままに傑作を描くもよし。

多くのネコの絵描きさんが増えて、名画や傑作が増えていくことを楽しみにしています。


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<筆者がえらんだ名作>

かっこよすぎる。このお題は出ましたが、筆者はこんなかっこいい海賊描けませんでした。


後ろ姿だけで、見事にネコを描いていてすごく味わいがある。いい。

-ネコの絵描きさん

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