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【インタビュー&体験版レビュー】 サークルCAVYHOUSEさん「マヨナカ・ガラン」

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同人ゲームサークルさんに、自分の作品について語ってもらってます! 今回はサークル「CAVYHOUSE」さんです

サークル「CAVYHOUSE」のyosさんにご回答いただきました。レビューはサークル「moarea88」の筆者が書いています

では、早速見て行きましょう。

インタビュー

■サークルについて

Q:はじめに、サークルのご紹介をお願いします。

A:同人ゲーム制作サークルのCAVYHOUSEと申します。
これまで同人ソフトのジャンルで7年ほど活動しています。
代表作は星空育成シミュレーションゲーム「真夜中は星づくよ」や臓物クリックゲーム「わすれなオルガン」です。

■制作について

Q:「マヨナカ・ガラン」制作のきっかけや動機を教えてください。

A:これまで、動的ゲームでありながら物語性の強い作品をいくつか作成していたのですが、一度物語のみに集中したゲームを作ってみたくなり、民話を題材にしたノベルゲームというテーマで新作の制作を始めました。

Q:一番情熱を注いだ点は?

A:この作品にしかないような、独自のグラフィック表現を作ることです。

きりしたん的なモチーフを施したテクスチャを、3D画面のいたることころに忍ばせ、世界観を統一しています。

また、フル3Dでありながらイラストレーション的なフラットな色付けを行うことで、二次元とも三次元ともつかない非現実的な視覚世界を創り出すことを目指しました。

Q:最も大変だった点は?

A:ディレクターの善乃がプログラミング・グラフィック・BGMを一人で担当しており、作業量の面で大変でした。

しかしその分、作品世界の統一感を出せていると思います。

Q:制作の参考にした本、映画、ゲームや出来事などがあれば教えてください

A:直接の参考にしているわけではありませんが、デザイン面では塊魂やキングダムハーツなど独特の空気感を持つCGに影響を受けています。

物語面では、宗像教授伝奇考や横溝ミステリなど民俗的なバックグラウンドを持つお話が好きで、そういった一種怪しげな世界を自分たちでも作り上げたいと考えています。

Q:声優さん豪華ですね

A:もともとフルボイス化を決めたのはVR対応がきっかけだったのですが、折角声優の方にお願いするのであれば作品世界と完全にマッチするボイスを入れたいと思い、音響監督の方と相談しながら慎重に配役を決めさせていただきました。

結果としてキャストの皆様には本当に素晴らしい演技をしていただき、とても幸せな作品になったと思います。

■VRについて

※本作はVR専用作品ではありません。PCでもプレイ可能です。

Q:VRで制作しようと考えたきっかけは?

A:「フル3Dでノベルゲームを作ろう」と考えてゲームエンジンを使ってプロトタイプを作成していたのですが、ゲームエンジンがあれば簡単にVRに対応できるな、と気づいたのが切っ掛けでした(笑)。

最初はVRでノベルゲームを作ったら新しくて面白いんじゃないか、と軽い気持ちで考えていたのですが、検討していくうちに「VRならではの新しい表現や演出」ができるのではという思いが強くなり、本格的にVR版を制作することになりました。

Q:VRモードとノベルモードの違いについて教えてください。

A:本作品では全く同じお話を、VRモードと通常のノベルモードと2種類でプレイできます。

これはどちらがメインという訳ではなくそれぞれに特色があり、VRモードではキャラクター達の演技する劇を真横から眺めるような臨場感が楽しめ、一方ノベルモードでは映画のように計算されたカメラワークに身を任せて物語に集中する快感があります。

両方のモードにも適した演出となるように、全てのシーンのテストを二回分行っています。

■内容について

Q:どんな人に薦めたいですか?

A:民俗的でどこか非現実的な世界に浸りたい方や、プレイ後に「あの世界は一体なんだったのだろう」と考えさせられるような奇妙な物語を読みたい方にお薦めしたいです。

Q:お気に入りのシーンを教えてください。

A:ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、XXが高いところからXXXXるシーンが気に入っています。

物語の転機になる重要なシーンですし、3Dアニメーションならではの浮遊感のある描写になっていると思います。

また、後半で男性キャラクターが達が苦悩する場面がありますが、それぞれの立場や思いがすれ違うやりきれなさを感じられるシーンになっていると思います。

Q:はももるさんマジ食いしん坊。

A:主人公の橘はももるの食事シーンはこのゲームの見どころの一つです。

はももるが「食べながら喋る」シーンが沢山出てくるのですが、CVの嶋村侑さんにとてもかわいらしく、そして食いしん坊に演技していただきました。

はももるファンの方にも、きっと満足して頂けると思います。

Q:民話について自由に述べてください。

A:昔の民話というのは、オチがなく不条理だったり、残酷で理不尽だったりするものが多いと思います。

マヨナカ・ガランでは実在する『鶴女房』や『おしらさま』といった民話をアレンジして登場させていますが、それらの民話も元々「不穏さ」を持っています。

そういった怪しい感じ、背筋がざわざわする感じは、現代でも変わらない魅力ではないかと思います。

■頒布について

Q:どこで入手できますか?

A:オリジナルのDLコード付ブックレット版は、虎の穴さま専売で委託させていただいています。

ダウンロード販売サイトにも登録していますが、説明書風に作った紙媒体のブックレットにも思い入れがありますので、是非一度オリジナル版も手にとって頂ければ嬉しいです。

Q:とらのあな店頭のポスターがつよい

A:今回は虎の穴の各店舗様にご協力頂き、ポスター掲示やフライヤー配布などのプロモーションを行っていただくことができました。

オリジナルの同人ゲームはタイトル自体を知って頂く機会が少ないので、大変貴重なチャンスをいただきとても有難く思っています。

Q:今後出展予定のイベントについて教えてください。

A:まずは幕張のTokyo Game Show 2017のインディーゲームコーナーに出展し、その後大阪日本橋の同人ゲーム.fes、秋葉原のデジゲー博に参加します。

また、冬コミ(C93)に当選していればそれにもサークル参加する予定です。

Q:このレビューをごらんの皆様に一言どうぞ。

A:マヨナカ・ガランはノベルゲームですが、素晴らしい声優の皆様の演技のお陰でアニメを見るような感覚で物語を楽しむことが出来ます。

是非一度、PVをチェックしてみてください
この奇妙で怪しい世界のお話を、沢山の方に楽しんでいただければと思います。

■レビュー

2時間くらいの体験版です。

このCAVYHOUSEさんの作風は独特なものがあり、このマヨナカ・ガランに触れた方はその世界観、登場人物達に目を瞠ると思います。

筆者は過去作にも触れていますが、いずれも極彩色で描かれた独特の世界観を披露しています。

その明るい極彩色の陰に、背筋をヒヤリとさせる暗さが潜んでいます。

過去作で言いますと、わすれなオルガンは臓物の生える果樹園を運営していくのですが、主人公の一人である子供は後ろめたさもなく、無邪気に一生懸命に臓物を育成し、それらを求める人々に与えていきます。

そこには生きることの健全な明るさと死の暗さが描かれているように感じます。

今回のマヨナカ・ガランもそういった「生きる健全な明るさ」と「死の暗さ」を混然と描いた世界観を描いています。

今回は舞台となる村と奇妙な村人たちの元を主人公「橘はももる」さんが訪れ村人と交流を深めていきます。

交流を深めるといっても、鶴○の家族に乾○のような呑気で朗らかな空気はあまりなく、多くのプレイヤーは様々な謎を秘めたこの村に引き込まれていくことでしょう。

なぜ、キリシタンでなくきりしたんなのか
なぜ、口語伝承が同じ村の中で異なって伝わっているのか
なぜ、彼らは村おこしを始めたのか。

全てに意味がありそうで、疑えばキリがありません。

村おこしの中心となる大臼寿安氏もクセがありそうですし、神官の岡田黒須氏も何か隠しているような気がします。

村人たちの言葉も注意していくと、腑に落ちないものがあり、プレイヤーは謎を追いながら村の中を彷徨うことになります。

そして、体験版は意外な結末を迎えます。

この結末を見て、プレイヤーは体験版を終えることになるのですが、おそらく誰もがこの疑問を感じるはずです。

なぜ、彼らは村おこしを始めたのか。
もう少し言いますと、なぜ、彼らは外の人をこの閉ざされた村に招き入れたいのか。

この疑問への答えが「死の暗さ」でないことを願うばかりです。

体験版は、CAVYHOUSEさんのサイトからダウンロードできます。英語版もあるのがすごい。

ぜひ、この極彩色の異世界を楽しんでください。

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